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芸術文化ホール
カテゴリ:市民参加、学び

アートマネージメント講座 「魅惑の舞台技術」(2020.1.25)

【目的】
コンサート、オペラやライブ、講演会や発表会など、舞台芸術には必要不可欠な舞台技術について学ぶため、当館ホールの舞台管理を行っている株式会社シグマコミュニケーションズを講師に迎え、大和市立南林間中学校吹奏楽部にご協力いただき、吹奏楽演奏会の仕込みからリハーサル、本番そして撤収まで全ての過程を体験していただく。ステージがアーティストのみならず、多くの人の協力や技術者の高い技術や感性によって支えられていることや、「舞台技術の世界」の奥深い魅力を、このホールを知り尽くしている講師と共に創るステージを通じて知っていただく。また、プロの仕事に直に触れることで、より幅広い視点でステージを愉しめるといった広がりや、将来の職業選択の一助など、受講者の今後の活動の中に活かせるような、バックステージツアーとは完全に差別化した本格的な講座を目指す。


【取組み内容】
はじめに音響反射板の効果を体感していただくため、客席で反響板の設置をご覧いただきました。通常は安全確保のため技術者以外立ち入り禁止としていますが、今回は受講者限定で特別公開。合計260トンもの重さがある反響板が30分かけて組まれていく様子を見学しました。その後は各セクション(舞台・音響・照明)に分かれて講師の説明を聞きながら、平台を組む、舞台の設営、灯作りや音響の調整など、多岐にわたる全ての作業を講師と共に行いました。協力してくれた南林間中学校の皆さんも、講座がより充実したものになるよう、司会や動きなど、色々と考えてきてくれました。


【成果】
色々試しながらのリハーサルを経て、いよいよ本番です。この日のために一生懸命練習をしてきてくれた中学生、それを全力で支える受講者と見守る講師。それぞれが教わった成果を出し切り、1時間のコンサートはあっという間に終了しました。終演後はもう一度気を引き締め直して撤収作業を行い、最後は全体から更にセクションに分かれての質疑応答。1時間以上かけて色々なことを話し合う熱い時間となりました。1日かけて、講師と共にみんなで力を合わせて一緒にステージを作るという体験をしたことで、プロの技術者の視点や考え方、日々進化する奥深い舞台技術の世界の魅力を感じていただけたと思います。

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