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2018年2月17日
図書館
カテゴリ:健康づくり、地域連携、学び

第10回大和市立病院月例講演会「がん治療と食事」実施(2018.02.17)

【目的】
 大和市立病院の医師や看護師など、医療に従事されている方を講師にお迎えし、がんについての講演会を図書館4階健康テラスで、毎月1回開催している。
 現在健康な方、がんを経験された方、がん経験者のご家族・ご友人など、どのような立場の方でも、とてもためになる講演会として好評を博している。


【取組内容】
 市立病院の講演会は、シリウスオープン直後、2016年の11月27日に大和市立病院の藏並副院長をお招きし、「温故知新~正しい知識で〝がん”を知ろう~」を開催したのを皮切りに、昨年の2月25日には「がんになった時、こころに起こること。」というテーマで講演会を開催し、今月で1年を迎えることができました。5月からは月例講演会として毎月開催し、今月で10回目です。
 今月は、「がん治療と食事」というテーマで、市立病院栄養科科長の山本秀子さんを講師にお迎えし、お話を伺いました。がん治療中に起こる食事にまつわる様々な不安を解消するため、実際に市立病院で提供している食事を写真で紹介すると共に、自宅でも簡単にできる工夫を教えていただきました。
 がん治療中は、様々な要因によっていつものように食べられないことがあります。食事がうまくできないと、免疫力の低下や回復の遅れ、貧血、味覚障害などに繋がりかねません。また、自宅で生活しながら治療を続ける人にとっては、食事についての不安はつきものではないでしょうか。
 がんの治療をしながらの生活は、料理を作る気力や食欲の低下が心配されます。抗がん剤や放射線治療によって、吐き気や口内炎などの症状が表れることがありますが、ピークを過ぎれば治まることがほとんどだそうです。それまで、「無理せず・食べられるものを・少しずつ・ゆっくりと」を心がけてみましょう。
 例えば、いつもより食べ物のにおいが気になる時は、冷やしたり、ゼリー状にしたり、あっさりとした味付けにしたりすることで、においが緩和されるそうです。また、口内炎がある時は刺激物を避け、柔らかいものをスープなどと組み合わせるなどの工夫ができます。
 また、無理に手作りでなくても、出来合いのものをうまく利用してほしいというアドバイスもありました。治療中は一時的に、味覚や嗜好の変化があるそうです。家族の方には、無理に食べさせようとせず、気持ちを軽くもってほしいとおっしゃっていました。


【成果】
 がん治療によって、思うように食事がとれない時でも、改善できるちょっとした工夫をたくさん教えていただきました。
これまで毎月、がんについての様々な講演を開催してきましたが、参加された方は、回を重ねる毎に知識が深まっているのではないでしょうか。講演会でのお話を、実生活でも活かしていただければと思います。

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