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イベント詳細

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主催事業

みんなの音楽会Vol.4 こぱんだウインズ
~親子で楽しむバリアフリーコンサート

シリーズ4回目となる“みんなの音楽会”。今回は、サキソフォン奏者の上野耕平が率いるプロの吹奏楽団「ぱんだウインドオーケストラ」より、小編成アンサンブルの「こぱんだウインズ」が、今回限りの特別メンバーで登場。吹奏楽ならではの賑やかな曲を取り揃えた「親子で楽しむバリアフリーコンサート」。吹奏楽奏者7人による、息の合ったパフォーマンス。華やかな音色に心躍る、圧巻のアンサンブルをお楽しみください。

★ピックアップに出演者の上野耕平さんへのインタビューを掲載しています!ぜひご覧ください。★

【出演者変更のお知らせ】
当初出演を予定しておりました東野匡訓は、出演者の都合により変更となりました。楽しみにされていたお客様には、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 東野匡訓(トランペット)→古土井友輝(トランペット)

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みんなの音楽会Vol.4 こぱんだウインズ ~親子で楽しむバリアフリーコンサート
チラシ ダウンロード[PDF]

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日    時 2023年1015日(日)
13時00分 開場/13時30分 開演
出    演 【こぱんだウィンズ】
上野耕平(サクソフォン)
古土井友輝(トランペット)
信末碩才(ホルン)
山下純平(トロンボーン)
佐藤采香(ユーフォニアム)
芝 宏輔(テューバ)
高橋優介(ピアノ)
曲    目 さんぽ
狼なんかこわくない
トランペット吹きの休日/L.アンダーソン ほか
鑑賞サポート ・手話通訳あり
・難聴者支援システム貸出
・点字プログラム配布
・筆談器の用意
・補助犬入場可
・バリアフリーシートの設置
・客席の照明は完全に暗くなりません
・公演中の休憩スペース(カームダウンスペース)あり
・UDトークによる文字投影
・キッズクッション貸し出し

※会場内は、サービス介助士のサポートもございます。不安なことや心配なことがございましたら、お気軽ご相談ください。
主催・後援・協力 主催:やまとみらい(大和市文化創造拠点等 指定管理者)
後援:社会福祉法人日本点字図書館、特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク
協力:社会福祉法人視覚障害者支援総合センター、公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会、NPO法人 神奈川県視覚障害者福祉協会、神奈川県ライトセンター
会    場 サブホール
料    金 おとな:1,500円
こども(中学生以下):500円
介助者割引価格:1,500円⇒1,000円
(全席指定・税込み)

※介助者割引は、ご来場者のサポートをされる方が対象です。(ex.ガイドヘルパー等)
※難聴者支援システムの貸出を希望する場合は、お座席ご予約時の事前申込にご協力をお願いいたします。
※3歳未満の膝上鑑賞は無料(保護者1名につきお子様1名)。ただし、座席が必要な場合は有料(バリアフリー席を含む)。

チケット発売 2023年8月16日(水) 
友の会会員先行:2023年8月16日(水)10時~8月18日(金)
※友の会先行発売はネットのみの取り扱いです。
※ネットでチケットを購入される際は、事前に「友の会」へのご登録が必要となります。

一般発売:2023年8月19日(土)10時~
※一般発売日初日の窓口販売はいたしません。インターネット・電話のみの取り扱いです。
お問い合わせ 芸術文化ホール 電話.046-263-3806(9時~18時)
注 意 事 項 ※公演中止を除く、予約後のチケットの変更・取消、ならびに購入後のチケットの変更・払い戻しはできません。
※やむを得ない事情により曲目・出演者など一部変更になる場合がございます。ご了承ください。

関連イベント 【同日開催】
みんなの音楽会Vol.4 こぱんだウインズ 
大人が楽しむバリアフリーコンサート
10/15(日)15:30開演
やまと芸術文化ホール サブホール

https://yamato-bunka.jp/hall/2023/009922.html

●ご出演されるこぱんだウインズのメンバーの一人、上野耕平さんにインタビューを行いました。

 全容はこちらをチェック(PDF:659KB)

・バリアフリーコンサート出演への思いについて聞かせてください。

バリアフリーコンサートは、僕にとって初めての経験になります。実は、僕の父親が福祉施設にずっと勤めていて、小さい頃からそういう施設に遊びに行ったりした思い出もありつつ、今回は本当に貴重な機会だと感じています。

その日のお客様がどのような方か、どういうテンションか、お客様の個性によって、その演奏会の雰囲気が変わるので、今回どういう風なコンサートになるのか、単純に楽しみにしています。

・今回のコンサートで意識したいことはなんでしょう。

「わかりやすさ」ですかね。一つのことを深めていくというよりは、音楽の様々な側面や、空気を、わかりやすくキャッチしてもらえるようにしたいなと思っています。

「わかりやすさ」という点において、編成が小さいほうが、それぞれの楽器の音色が聴き取りやすいんです。だから、今回ちょうどいい人数なんですよ。同じ管楽器のなかで、こんなに音色が違うんだ、というのが感じられると思います。

・今回のコンサートの楽しみは何だと思いますか?

聴くだけでなく、見た目でも楽しめるところかと。ステージと客席の距離が近いので、音の出る仕組みなど、間近で楽器を見ることのできる機会になります。実際に目の前での演奏を体験すると、ちょっと親近感がわいてくると思いますよ。「あぁ、そうやって吹いてんだ」とか。聴いているだけだとわからないことっていっぱいありますので、トークも含めて、より「わかりやすく」。次にまた違う演奏会とか音楽や楽器に触れるときに、より楽しくなれるような、そういうコンサートにしたいなと思います。

・吹奏楽の楽しみ方はありますか?

何も下準備せずに飛び込んでくることです。

人は誰しも呼吸(息)をしていて、その息を使って楽器を演奏する、そんな身近さを感じてもらったり。いろんな種類の楽器の音が融合したり分離して立体的に聞こえる、変幻自在なところを見つけてもらったり。今回、7人とは思えないくらい、いろんな音が聴こえてくると思います。

だから、「この曲の歴史は~」とかの下調べとか下準備とかなく、気軽に来て、身体で感じていただけるのが、吹奏楽の楽しみ方の特徴かなと思います。

・吹奏楽のイメージとして、音が大きい印象があるのですが。

吹奏楽というと、学生の大人数の吹奏楽部を思い浮かべて、吹奏楽=音が大きいというイメージがあるかもしれませんが、我々の演奏はまた違って聴こえるのではないかと思います。もちろん、音圧はあるかもしれませんが、そうじゃない広がるような響きであったり、柔らかい響きであったり。食べ物で例えると、いろんな触感を味わってもらえると思います。

・こぱんだウインズの魅力について教えてください。

小人数だからこその面白さ、っていうのがあるんですよ。それぞれの顔が見えやすい、音も聞こえやすい、キャラクターもわかりやすい。音楽としての機動力の高さも、少人数だから発揮できるポイントです。我々ぱんだウインドオーケストラは、すごく自由な音楽空間を作っていて、良い意味で「こうじゃなきゃいけない」という決まりがない。

なので、僕たちも当日集まってみて、自分たち自身もどうなるかわからないライブ感が、とても魅力的なところだと思っているので、そこを一緒に楽しんでもらいたいです。

・こぱんだウインズっていうのは、編成(メンバー)が決まっているのでしょうか?

こぱんだは、決まっていないんです。まず、"ぱんだウインドオーケストラ"という大きい楽団があって、その中で16人編成の"こぱんだウインドアンサンブル"というチームがあるんですが、これは編成が決まっています。それよりさらに小さい編成が、こぱんだウインズっていう名前になって、それは様々な組み合わせがあるんです。

例えば、今回のような、金管と僕(サックス)というような場合や、木管5重奏と僕、といったような場合もあります。他では絶対聴けないと思いますよ。普通の編成ではないんです。吹奏楽の楽器たちの中から、今回の楽器を選んで演奏すると、こういう音になるのか、とか、そういう発見もしながら楽しめるのではないかなと思います。どんなコンサートになるのか、想像つかないですよね。どうなるんだろうっていうワクワクも感じてもらいたいです。

・上野さんが演奏するうえで大切にしていることは何ですか?

僕個人としては、この演奏が最後になってもいいと思える演奏をすることです。毎回、次があると思わないことです。演奏回数が多くなって、常日頃から演奏活動をしていると、だんだん「明日もあるし」とか思いはじめてしまったりするのですけれど、そうじゃないんだと。お客さんの中には、その日その場所で聴くコンサートが、人生最後の演奏になるかもしれないし、自分がそうなるかもしれないし。命削って音を出すということを意識しています。

・サックスには種類があると思いますけれど、特に思い入れが強いものはありますか?

いやぁ、難しいですね。全部違うんですよ。指は全部一緒だし、吹き方も一緒だけれど、やっぱり音の高さだけじゃなくて、その楽器が持っている声っていうのが別なので、、、難しいですね。ちなみに、この公演では、ソプラノとアルトを使います。

・オンラインやTV、CDではなく、コンサート会場に来場する良さは何だと思いますか?

音って空気の振動ですから、実際にコンサート会場でその生の空気の振動を肌で感じるのと、高いお金かけて良い音響設備を揃えて耳だけで聴くのと、全然意味が違うんですよね。音楽って空間を共有するものです。僕は、生演奏にとって代わるものは何もないと思っています。

・音楽が持つ力はどんなものだと思いますか?

音楽って、一生付き合えるものなんですよ。世の中にある音楽を全部聴ききることは、一生かかってもできないってくらい沢山あるし、一つ一つが本当に奥が深くって。自分の人生のどんな時であっても、音楽は絶対寄り添ってくれる。時には自分を奮い立たせてくれるし、優しく寄り添ってくれるし、なんだか友達のような存在だったりするのが音楽です。

我々がやっているクラシックっていうのは、楽譜という紙切れ一枚で何百年も前の人の生きざまが浮かび上がってくるんです。これはなかなかない文化だなと思います。

音楽は、特にコンサートの短い時間で得たものは、その後の人生を豊かにしてくれます。そういうことも含めて、皆さん音楽と一緒にに人生歩んでほしいなと、僕は思います。

・皆様へメッセージ

何にも準備なく来て欲しいです。何も調べず、気軽に来て絶対に楽しめますから。吹奏楽に触れたことのない人、コンサートに縁がなかった人も、絶対に楽しめる時間になりますよ。初めての人が来ても、それぞれの楽しみ方を一緒に発見するのが、僕たちのコンサートの醍醐味なので!ぜひ、飛び込んできてください!