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健康都市大学
辞書編集者が語る　日本語あれこれ

日本語は、時代や世代によって、その意味や使い方が微妙に変化し続けています。そして、そのようなあいまいさが日本語の特性であり、興味深いところでもあるのです。従来なかった意味や用法に出会うと即座に誤用だと目くじらをたてる人もいますが、そのような日本語の特性を知り、本来の意味や成り立ちを理解しつつ、その言葉がどのように変化したのか知ることこそ大切なのです。そうすることによって、豊かで幅広い語彙力・文章力を身につけることができますし、対人関係においてもよけいな摩擦を起すことも少なくなるのではないでしょうか。
　本講座では３回にわたり、辞書編集に40年間かかわってきた立場から、辞書編集者をも悩ませる、変化し続ける日本語をどう考えるべきか、文献に残された具体例を示しながら解説します。
さらには、辞書編集者だけが知っている、語源や方言などに関する日本語の面白さ、ことばへの興味が増す辞書との付き合い方なども紹介します。