- 生涯学習センター
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大和市 公共施設の空き状況の確認や予約をおこなうことができます。
【注意点】
- 仮予約の場合は、利用日3日前の17時までなら、変更・キャンセルが可能です。
それを過ぎますと利用しなくても料金を頂くことになりますので、ご注意ください。
- 利用日3日前以内の予約入力は変更・キャンセルできませんので、利用日時を間違
えないようご注意ください。
- ご利用にならない仮予約はできるだけ早めにキャンセルをお願いします。
- 利用料を納入した本予約は、キャンセルすることはできません。
大和市生涯学習センター
TEL:046-261-0491
FAX:046-265-3189
受付時間:8時30分~20時
休館日:12月29日~1月3日
主催事業
【終了しました】
健康都市大学 やまとみらいカレッジ
女性作家の生き方-変化の時代を生き抜く-
いつも、どんな時代も、輝く女性たちへ
コロナ禍を経て、世界が大きく変化しています。
今回取り上げる与謝野晶子、幸田文、林芙美子、岡本かの子、円地文子という作家たちもまた、激動の時代をそれぞれ力強く、しなやかに生き抜きました。
彼女たちの人生から生まれた作品を深く読み解きながら、勇気を学び、また自身の生き方を再確認してみませんか?
- チラシ ダウンロード[PDF]
日 時 |
第1回 6月11日 第2回 6月18日 第3回 7月2日 第4回 7月9日 第5回 7月23日 (全5回)いずれも土曜 14時00分~15時30分
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講 師 |
※各回の講師と内容、受講にあたって読んでおくべき本についての詳細は、上記「プロフィール▼」の タグをご覧ください。
<第1回>6月11日 【愛に生きる】与謝野 晶子 歌人・与謝野晶子研究家 松平 盟子(まつだいら めいこ)氏
<第2回>6月18日 【毅然と生きる】幸田 文 中央学院大学教授 水藤 新子(すいとう しんこ)氏
<第3回>7月2日 【逞しく生きる】林芙美子 日本大学教授 ソコロワ山下 聖美(そころわやました きよみ)氏
<第4回>7月9日 【空(くう)に生きる】岡本かの子 日本女子大学非常勤講師 宮内 淳子(みやうち じゅんこ)氏
<第5回>7月23日 【老いを生きる】円地文子 駒澤大学教授 倉田 容子(くらた ようこ)氏
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対象 |
大和市内在住・在勤・在学の方
※市外の方は5/14(土)からお申込みを受け付けます。
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定員 |
50名/(先着) |
持ち物 |
筆記用具
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会 場 |
大和市文化創造拠点シリウス 6階 生涯学習センター 601講習室 |
料 金 |
2,000円(全5回分)
※初回にお支払いください。返金はできません。 学生1,000円※学生証を持参下さい。
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お 申 込 み |
5/7(土)10:00~ 大和市内在住・在勤・在学の方 お電話(046-261-0491)・または窓口へ ※市外の方は5/14(土)から申込みを受け付けます。
【シリウス会場満員御礼】 ※WEBからもお申込みできます。 こちらのページからお申込みください。
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この講座は サテライト 受講も選択 できます |
【サテライト受講とは】 メイン会場で行っている講義の様子を、別会場のスクリーンに映して、中継をご覧いただく方法です。 現地に行かなくても受講できます(質疑応答は可能です)。
【会場・申込方法】 ①渋谷学習センター ■申込 :WEBまたは電話(046-267-2027)・窓口 WEBはこちらのページからお申込みください。 ■定員 :10名(先着)
②市民交流拠点ポラリス ■申込 :WEBまたは電話(046-274-4361)・窓口 WEBはこちらのページからお申込みください。 ■定員 :10名(先着)
①②会場共通事項 ■対象 :大和市内在住・在勤・在学者の方 ■受付開始 5/7(土)10:00~ ※市外の方は5/14(土)から申込みを受け付けます。 ■参加費 :2,000円(全5回分)学生の方は半額(※学生証をお持ちください) ※初回にお支払いください。返金できません。
受講にあたっての注意事項 ・居住地域に関わらず、どちらの会場でもお申込みいただけます。受講を希望する会場へお申込みください。 ・お一人での複数会場へのお申し込みは、他の受講の妨げとなりますので、ご遠慮ください。
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お問い合わせ |
■内容について・シリウス会場についてのお問い合わせは 生涯学習センター 電話 046-261-0491
■サテライト会場についてのお問い合わせは ①渋谷学習センター 電話 046-267-2027 ②市民交流拠点ポラリス 電話 046-274-4361
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注 意 事 項 |
駐車場の数に限りがありますので、公共交通機関でのご来場をお願いいたします。 ※天候や交通機関の運行状況および、その他不可抗力により開催できない場合がございます。
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- 第1回 6月11日(土)
【愛に生きる】 与謝野 晶子
歌人・与謝野晶子研究家
松平 盟子(まつだいら めいこ)氏
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「帆を張る父のやうに」により角川短歌賞。歌集に『プラチナ・ブルース』(河野愛子賞)『カフェの木椅子が軋むまま』『天の砂』『愛の方舟』など。現代歌人協会および日本文藝家協会会員。
情熱の歌人と呼ばれ激しい恋の歌を多く残した与謝野晶子は、ともすれば
夫・鉄幹との恋愛物語だけが注目され、イメージもそこに留まってきました。
しかし、晶子の六十三年の人生の大半は、生涯を連れ添った夫への愛に彩られていました。もちろん夫婦の愛はときに葛藤や亀裂を生み、危機に陥ったこともあります。それらを怖れることなく短歌に詠んだ事実は、実は多くの女性の心を代弁するものだったとも言えます。
晶子短歌を多様で多彩な「愛」の表現から読み解いてみたいと思います。
【受講に当たって読んでおくべき作品】
『みだれ髪』(新潮文庫)
『母の愛 与謝野晶子の童話』(婦人画報社)など)
- 松平 盟子(まつだいら めいこ)氏
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- 第2回 6月18日(土)
【毅然と生きる】 幸田 文
中央学院大学教授
水藤 新子(すいとう しんこ)氏
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中央学院大学商学部教授。専門は日本語の文体論・表現論。主たる研究対象は幸田文(「『流れる』の比喩表現」(1998)、「五感の言語化─幸田文『おとうと』を対象に─」(2011)など)。
幸田文(1904~1990)の作品は、表現の自由さで他の作家作品とは一線を画しています。偉大な父を持ったが故に鉛筆を握らされた「みそっかす」は潤沢な書きことばを持たなかったため、やむなく話しことばをも動員して綴られた文章は予想外の好評を博しました。
自らを「想い出屋」と卑下し作品を「作文」と呼ぶ謙虚さを生涯貫きつつも、毅然と生きた文さんのお人柄を、その表現を通して繙きたいと思います。
【受講に当たって読んでおくべき本】
『ちくま日本文学005 幸田文』(筑摩書房)
「父・こんなこと」「おとうと」「流れる」(新潮文庫他)など
- 水藤 新子(すいとう しんこ)氏
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- 第3回 7月2日(土)
【逞しく生きる】 林 芙美子
日本大学教授
ソコロワ山下 聖美(そころわやました きよみ)氏
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日本大学芸術学部文芸学科教授。専攻は日本近現代文学、国際文化交流。著書に『女脳文学特講―芙美子・翠・晶子・らいてう・野枝・弥生子・みすゞ』(三省堂)、『別冊100分de名著 集中講義宮沢賢治』(NHK出版)など。
『放浪記』や『浮雲』で知られる作家・林芙美子(1903-1951)は、戦争に翻弄される昭和の激動期を力強く、逞しく生き抜きました。彼女の原動力の源は、いったい何だったのでしょうか?著しく価値観が変容する世の中に
おいて、彼女は何を見据えて働き続けたのでしょうか?
本講義では、庶民の目線を貫き、自らの感性に従い、小さな日本を超えた
視点でものを書き続けた一人の女性の生き様と作品をご紹介いたします。
【受講に当たって読んでおくべき本】
特に指定なし
- ソコロワ山下 聖美
(そころわやました きよみ)氏
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- 第4回7月9日(土)
【空(くう)に生きる】 岡本 かの子
日本女子大学非常勤講師
宮内 淳子(みやうち じゅんこ)氏
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帝塚山学院大学教授を退職後、現在は日本女子大学非常勤講師。
専門は日本近代文学。
かの子はその風貌や私生活の伝説により、読まずして敬遠される傾向がありそうです。
私もそうでしたが、読んでみたらだいぶ印象が変わりました。武田泰淳や
石川淳はかの子の小説の根底に仏教の「空観」があるとし、これを高く評価しています。読後に得られる解放感は、そのせいなのでしょう。かの子は
仏教研究者でもありました。今回は、そこを踏まえ、新潮文庫『老妓抄』に収められた「老妓抄」「蔦の門」「食魔」などを読んでいきます。
【受講に当たって読んでおくべき本】
『老妓抄』(新潮文庫)
- 宮内 淳子(みやうち じゅんこ)氏
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- 第5回7月23日(土)
【老いを生きる】 円地 文子
駒澤大学教授
倉田 容子(くらた ようこ)氏
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駒澤大学文学部国文学科教授。
専門は日本近現代文学、フェミニズム批評。
著書に『語る老女 語られる老女―日本近現代文学にみる女の老い』(學藝書林)、論文に「宮崎夢柳『芒の一と叢』における女性表象」(「文学・語学」第220号)など。
色彩豊かな江戸文芸や平安朝文学を心の故郷とする円地文子は、小説に古典的な和色を織り込むことで、独自の世界を展開しました。
小説を彩る色とりどりの花や風景、そして着物は、時に女たちの人生の明暗を際立たせ、時に移ろいゆく美貌を表し、時に老いた女を鮮やかに社会の
規範から解き放って、新たな生の地平へと誘ってゆきます。本講義では、1950年代から70年代にかけての円地の色彩表現に光を当て、小説のなかで
色が演じる役割を紐解きながら、豊穣な色彩の世界を旅したいと思います。
【受講に当たって読んでおくべき本】
『妖・花食い姥』(講談社文芸文庫)
- 倉田 容子(くらた ようこ)氏