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『学問のすゝめ』初編の冒頭「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといえり」はあまりにも有名ですが、当時この本を手にしたほとんどの読者は、人とは成人男性を指していると考えたと思います。老人や子ども、ましてや女性が含まれるなど、夢にも思いませんでした。そこで福澤は第八編で、「男も人なり女も人なり」と当たり前のことを主張します。福澤がめざした近代社会で、男女の平等は必須でした。
この本で福澤が説く「学問」は、机に向かって本を読むことではありません。「学問」とは何を指すのかを考えながら、福澤の男女平等に対する取り組みを考えます。『学問のすゝめ』は多くの読者を得、彼の女性論も影響力を持ちますが、賛成者ばかりではなく、多くのアンチも誕生し、現代に至るまで賛否両論が続いています。このことは、福澤の議論が問題の本質をつき、かつ解決されていない証左であるといえましょう。私たちが抱える課題からも考えます。
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健康都市大学 今読むべき世界の名著③ 「学問のすゝめ」~男女の平等を考える~
『学問のすゝめ』初編の冒頭「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといえり」はあまりにも有名ですが、当時この本を手にしたほとんどの読者は、人とは成人男性を指していると考えたと思います。老人や子ども、ましてや女性が含まれるなど、夢にも思いませんでした。そこで福澤は第八編で、「男も人なり女も人なり」と当たり前のことを主張します。福澤がめざした近代社会で、男女の平等は必須でした。この本で福澤が説く「学問」は、机に向かって本を読むことではありません。「学問」とは何を指すのかを考えながら、福澤の男女平等に対する取り組みを考えます。『学問のすゝめ』は多くの読者を得、彼の女性論も影響力を持ちますが、賛成者ばかりではなく、多くのアンチも誕生し、現代に至るまで賛否両論が続いています。このことは、福澤の議論が問題の本質をつき、かつ解決されていない証左であるといえましょう。私たちが抱える課題からも考えます。
日 時 |
2022年10月20日(木) 14時30分~16時 |
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講 師 | 慶應義塾福澤研究センター 西澤直子教授 ※講師都合により、当日はリモートでの講義になります。講座の会場、日時は変更ございません。 |
対象 | 18歳以上の大和市内在住・在勤のの方(高校生を除く) ※市外の方は9/23(金)10時からお申込みいただけます。 |
定員 | 先着40名 |
持ち物 | 筆記用具 |
会 場 | 601講習室 |
料 金 | 1,000円 |
お 申 込 み | 9月17日(土)10時から受付開始 電話(046-261-0491),または6階生涯学習センター窓口にて受付 ※市外の方は9月23日(金)10時からお申込みいただけます。 |
お問い合わせ | 生涯学習センター電話.046-261-0491 |
注 意 事 項 | ※駐車場の数に限りがありますので、公共交通機関でのご来場をお願いいたします。 ※天候や交通機関の運行状況および、その他不可抗力により開催できない場合がございます。 |