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生涯学習センター

大和市 公共施設の空き状況の確認や予約をおこなうことができます。

【注意点】

  • 仮予約の場合は、利用日3日前の17時までなら、変更・キャンセルが可能です。 それを過ぎますと利用しなくても料金を頂くことになりますので、ご注意ください。
  • 利用日3日前以内の予約入力は変更・キャンセルできませんので、利用日時を間違 えないようご注意ください。
  • ご利用にならない仮予約はできるだけ早めにキャンセルをお願いします。
  • 利用料を納入した本予約は、キャンセルすることはできません。

大和市生涯学習センター
TEL:046-261-0491
FAX:046-265-3189
受付時間:8時30分~20時
休館日:12月29日~1月3日

イベント詳細

  • 概要
  • プロフィール
主催事業

【終了しました】
健康都市大学 やまとみらいカレッジ
生誕100年
司馬遼太郎、五番勝負!
ー比較からまなぶ国民的作家の未来像ー

-「格差」と「分断」への処方箋-
司馬遼太郎を再評価しながら、他の国民的作家との比較を通して、
格差と分断の世界に生きるこれからの私たちの共通のベースを探っていきます。

健康都市大学 やまとみらいカレッジ生誕100年司馬遼太郎、五番勝負!ー比較からまなぶ国民的作家の未来像ー
チラシ ダウンロード[PDF]
日    時 第壱局 12月23日
第弐局 1月27日
第参局 2月24日
第四局 3月2日
第五局 3月30日 
(全5回)いずれも土曜 14時00分~16時00分
講    師 東海大学 文化社会学部 / 文芸創作学科
教授 助川 幸逸郎 (すけがわ こういちろう) 氏

1967年東京生まれ。文芸評論家、東海大学教授。
頼まれれば、どんなジャンルの原稿でも執筆する「文筆百姓」。
主な著書に『謎の村上春樹』(プレジデント社)・『小泉今日子はなぜいつも旬なのか』(朝日新聞出版)・『つたえるエッセイ』(共著 新泉社)・『教養としての芥川賞』(共著 青弓社)など。
現在、『源氏物語』についての大部な研究書と、古典文学入門書を並行して執筆中。

※各回内容、取り上げる本についての詳細は、上記「プロフィール▼」の
タグをご覧ください。
対象 大和市内在住・在勤・在学の方

※市外の方は12/3(日)からお申込みを受け付けます。

定員 50名/(先着)
持ち物 筆記用具
会    場 大和市文化創造拠点シリウス 6階 生涯学習センター 601講習室
料    金 2,000円(全5回分)

※初回にお支払いください。返金はできません。
学生1,000円※学生証を持参下さい。

お 申 込 み 11/26(日)10:00~ 大和市内在住・在勤・在学の方 
お電話(046-261-0491)・または窓口へ
※市外の方は12/3(日)から申込みを受け付けます。


※WEBからもお申込みできます。
こちらのページからお申込みください(本会場)。

この講座は サテライト 受講も選択 できます 【サテライト受講とは】
メイン会場で行っている講義の様子を、別会場のスクリーンに映して、中継をご覧いただく方法です。
現地に行かなくても受講できます(質疑応答は可能です)。

【会場・申込方法】
大和市渋谷学習センター
■申込   :WEBまたは電話(046-267-2027)・窓口
       WEBはこちらのページからお申込みください(サテライト会場)。
■定員   :10名(先着)
■対象  :大和市内在住・在勤・在学者の方  
■受付開始 11/26(日)10:00~
      ※市外の方は12/3(日)から申込みを受け付けます。                         
■参加費 :2,000円(全5回分)学生の方は半額(※学生証をお持ちください)
       ※初回にお支払いください。返金できません。

受講にあたっての注意事項
・居住地域に関わらず、どちらの会場でもお申込みいただけます。受講を希望する会場へお申込みください。
・お一人での複数会場へのお申し込みは、他の受講希望者への妨げとなりますので、ご遠慮ください。
お問い合わせ ■内容について・シリウス会場についてのお問い合わせは
生涯学習センター 電話 046-261-0491

■サテライト会場についてのお問い合わせは
大和市渋谷学習センター 電話 046-267-2027

  
注 意 事 項 駐車場の数に限りがありますので、公共交通機関でのご来場をお願いいたします。
※天候や交通機関の運行状況および、その他不可抗力により開催できない場合がございます。
  • 12/23 
    第壱局:vs.吉川英治 「重商主義者」と「農本主義者」

    吉川英治は戦後、精神偏重の作風が、軍国主義的であると批判されました。しかし、彼が真に問おうとしていたのは、節度なき近代化がまねく農村の疲弊でした。「普通の日本人」が「農民」だった時代に国民作家となった吉川。経済発展に邁進する戦後ニッポンを象徴する書き手だった司馬。ふたりのうち、いま読みかえされるべきなのはどちらでしょうか。


    【この回に取りあげる吉川作品】 
    『宮本武蔵』・『新書太閤記』

    講師(全5回):
    東海大学 文化社会学部 / 文芸創作学科 教授 助川 幸逸郎(すけがわ こういちろう)氏
  • 1/27 
    第弐局:vs.松本清張 「快刀乱麻のキレ者」と「潜入捜査の達人」

    松本清張は、司馬と同時期に活躍しました。しかし、ふたりの作風は対照的です。戦国および幕末明治の語り部だった司馬。古代と昭和の歴史について重大な業績を遺した清張。司馬は、時代や人物を象徴する断面を一気に切りとる。清張は、わずかなすき間から核心に入りこむ。両者がそれぞれのやりかたで、この国の何をあきらかにしたのかを考えます。


    【この回に取りあげる清張作品】 
    『古代史疑』・『日本の夜と霧』

  • 2/24 
    第参局:vs.三島由紀夫 「日出づる国のレジェンド」と「没落帝国の偽史」

    高度経済成長の最末期に、三島由紀夫は自決しました。彼の晩年の作には、日本土着の心性を、オカルト的要素をむすびつけたものがあります。それらは、横溝正史ブームに象徴される70年代大衆文化の先駆けでした。司馬が代表していた高度成長期の大衆と、三島の目に映っていたそれとの違い。そこを掘りさげながら、昭和後期の日本について検証します。


    【この回に取りあげる三島作品】 
    『美しい星』・『英霊の声』

  • 3/2 
    第四局:vs.村上春樹 「東洋のローマ」と「非情の大地」

    司馬は、自作を代表する一編として『空海の風景』をあげています。そこに描きだされた唐は、交易で栄えるグローバル帝国です。これに対し、村上春樹作品のなかの中国は、「暴力」や「罪悪」とつながっています。ふたりの作家の目に、かくも対照的な中国の姿がむすばれたのはなぜか。この問いを糸口に、司馬と村上それぞれの「盲目と明察」にせまります。


    【この回に取りあげる村上作品】 
    『中国行きのスロウ・ボート』・『ねじまき鳥クロニクル』

  • 3/30 
    第五局:vs.カズオ・イシグロ 「痛みに沈黙する当事者」と「トラウマの代弁者」

    イシグロの『日の名残り』には、ナチスを支持したために没落する英国貴族が登場します。戦後の生まれのイシグロですが、WW2と結びついた「傷」は彼にとって重要テーマです。これに対し戦争体験者である司馬は、昭和戦前を舞台にした作品を書けませんでした。ふたりを比較しながら、小説において「歴史の暗部」を問う意味を考えます。


    【この回に取りあげるイシグロ作品】 
    『日の名残り』・『忘れられた巨人』